世界遺産の集落・五箇山 後編(相倉集落)

2022年10月13日木曜日

重伝建 町並み 富山県

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少し前に書いた五箇山の後編です。
世界遺産になっている二つの集落のうち、相倉集落を見ていきます。
前編・菅沼集落の様子↓

訪問:2022年7月

高台にある広めな集落


菅沼集落から国道156号を走ると、少し上ったところに相倉集落があります。
合掌造りの家屋が並ぶ
菅沼は河岸段丘の段丘面上にできた集落ということなので、相倉も同じかと思いましたがこちらは山腹の斜面が崩壊した跡地だそうです。(JR西のサイトより)
集落を歩いて回る前に、高台から見下ろせるスポットへ行きました。
本来ならもう少し上へ登れたようですが、この時は中腹までしか登れなかった。
民宿として営業もしている大きな家屋。
苔むした石垣もあるのが良い。。
集落のメインストリートを進みます。
奥のほうまで合掌造りの屋根が並んでいる光景がすごい。
集落についての解説
進行方向の左側(東側)にも合掌造り家屋が集まっています。
世界遺産でありながら今でも人が暮らす集落ということで、生活感が感じられるのも五箇山の魅力かも。
この一角には集落名の入った石碑があります。
なぜここにとも思いましたが、その後ろにある茅の山みたいな家屋が重要なものなのです。
原始合掌造りの三郎というらしい
この合掌造り家屋は、それらの中でも原始的なもののようです。
他の家屋でいう屋根だけの状態になっているのが特徴。
昭和の初めまで実際に住んでる人がいたとは。

後年は物置として使われていたようですが、それも納得してしまうような造りです。
ここに壁ができて現在の合掌造りのかたちになったんだなあ。
この後に一般的な合掌造りを見ると、かなり住みやすいように見える
集落の山のほうに建つお寺も、茅葺屋根となっています。
田んぼも棚田のようになっていて斜面にある集落ということがよくわかる。
集落の奥のほうにある高台から。
限られた土地に家屋が密集する様子が見られます。
なかなか広い集落なので、このあたりで引き返しました。
こちらの家屋も民宿を営んでいるそうです。
やはりこちらの集落にも放水銃が設置されているようです。
試験放水の様子とかすごく気になりますね。
天気が良くなかったせいか、あまり人は歩いていませんでした。
ちょうど雨の合間に来られたので、少し霧がかった感じが秘境感を出していて良かった。
駐車場に戻りがてら入った脇道で。
茅葺屋根の補修をしているのでしょうか。
ここに来るまでも、ここから平野の町に出るまでもけっこうな山道だったので、ここに土地を見つけて定住するにはかなりの苦労があったんじゃないでしょうか。
訪れてみて良かったと思いました。

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