米沢市に残る近代建築たち

2022年8月10日水曜日

近代建築 山形県 町並み

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山形県米沢市に初めて行ってきました。
上杉家の城下町だったということで町並みもすごいのかと思いきや、大正時代に起きた大火によって昔の建物はほとんど残らなかったようです。
それでもいくつかの良い近代建築と出会うことができました。

訪問:2022年5月

九里学園高等学校

まずは米沢城跡から見て東のほうにあるこちらの学校。
学校っぽいなと感じる木造建築です。
こちらは九里学園高等学校(旧米沢女子高等学校)
昭和初期に建てられた校舎は登録有形文化財に指定されています。
現在は共学ですが、もとは女子高。
この門から入ってみたい。。けど不審者になってしまうのでここまで。
シンメトリーなのと丸窓がついているのがおしゃれですね。
実際この校舎がどのように使われているのかはわかりませんが、文化財で学べるなんてちょっとうらやましいですね~

旧米沢高等工業学校本館

米沢城跡の南側、町全体から見るとの端っこのほうにある山形大学の米沢キャンパス。
その一角に最初の建築物があります。
こちらがお目当ての建物。
かなり堂々とした構え!
道路沿いにあるので、キャンパスを通ることなくすぐに見に行くことができます。

看板が見にくくて恐縮ですが、こちらの建物は米沢高等工業学校の本館です。
前述の大火の前である1910年に建設されました。
このあたりは火の手が回らなかったようです。
ルネッサンス様式とのことですが、もう荘厳さがすごい。
中に入ってみたいですねえ…
正面の入り口には学校の表札(といっていいいのか…)がかかっています。
この学校が現在の山形大学工学部になったということですね。
石の基礎の上に組まれた木材の味がすばらしい~
左右対称の校舎ですが、かなり大きいので収まらない。
この裏手には大学のキャンパスが広がっていますが、今でもこの建物が残っているのがありがたいことですね!
引きで見てもかなりの存在感。さすが重要文化財。
いいものを見ることができました。

東光の酒蔵周辺

続けては米沢の銘酒、東光の酒蔵へ向かいました。
旅行に行った先の地酒を買うのは個人的に恒例行事となっています。
東光を造っている(株)小嶋総本店がある通り。
蔵のなまこ壁が目立ちます。
そのお向かいに青い壁が目を引く木造建築がありました。
東光の文字が入っています。
こちらは花くれないという日本酒を楽しめるレストランだったようです(閉業済み)。
近代建築ぽさがある建物ですが、昔からあるものなのでしょうか…?
東光正宗醸造元
こちらでもお酒は買えそうでしたが、ここからさらに通りを進んだところに酒造資料館というものがあるのでそちらに行ってみます。
服屋さんの隣にある蔵

10分くらい歩いて到着。
煙突と酒蔵の建物が立派ですね~
上杉家御用達!東光のすごさがわかります

こちらは古い酒蔵を復元した施設だそうです。
蔵も煙突もよく残してくれたな~と嬉しくなりますね。
ドイツ製のポンプ
その中ではお酒の販売や試飲はもちろん、酒蔵の見学もすることができます。
実際に使われている仕込水が引き込まれていました

今回は酒蔵見学はしませんでしたが、室内は伝統的なつくりでした。
実際に使われていたスペースなのでしょうか?
面白いと思った酒ガチャ。今時な取り組みで良いですね~
私はチャレンジはせずにスタンダードな純米を買いました。
すっきりおいしかったです!

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