かみのやま温泉 源泉近くの廃旅館

2022年8月14日日曜日

山形県 町並み 廃墟

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山形県上山市はかみのやま温泉で有名です。
この町は羽州街道が通る城下町ですが、城跡を取り囲むように温泉が分布しています。
メインの温泉街はお城の南から西側ですが(という印象だった)、今回歩いてきたのはお城の北側にあるエリアです。
訪問:2022年5月

閉業した旅館(松本屋)

ちょっと裏の道のほうへ進むと間口が広い、立派な旅館が現れました。
一目見てわかりますが、人の気配がありません。
屋号は松本屋。通りに面した側が一面窓になっていて内部の様子が気になります。
大広間になっていたり…?
電話は6番
正面入口を見ると長らく閉ざされているような感じがします。
鉢植えがあるので誰かしらが管理しているとは思われますが。
前の通りを奥へ進むと、木造の母屋につながるように土蔵が建っていました。
上のほうは少し崩れていますが、とても立派なものです。
いつごろに開業した宿だったのでしょうか。
このまま少し奥のほうへ行ってみます。
大きなホテルが見えます。
向かいにある丸窓のある床屋

上山温泉発祥の地

奥に見えたホテルが気になりますが、その手前に石柱がありました。
どうやらここが上山温泉の発祥の地らしい。
御即位記念 湯町道路擴張之碑
大正四年十一月完成
裏側を見て驚きましたが、これは大正天皇の即位記念に行われた道路拡張の記念碑なのでした。
湯町というのはこのあたりの町名なのですが、この記念すべき事業で今はひっそりとしているエリアの道路に手を加えたとは。

その奥には足湯と、かみのやま温泉の源泉がありました。
動物が傷を癒している姿を見て温泉を発見するというエピソードは温泉あるあるですが、ここは鶴が傷を癒していたそうです。
この源泉がある場所から上を見上げると、気になっていた大きなホテルがそびえています。
障子がボロボロで見るからに閉業していそう。。
手書きの「閉館」が悲しい
入り口へ行ってみるとこのとおり。
戸が閉められ、足元はボロボロです。
旅館湯元五助という名前だったようです。
源泉のすぐ隣にある旅館がこのありさまとは。。
ここに来る前に温泉街を通って来ましたが、そのあたりとは雰囲気がぜんぜん違いましたね。

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