旧日本生命京都三条ビル

2022年10月9日日曜日

京都府 近代建築

t f B! P L
京都の三条通りは学生時代によく歩きましたが、その時は建物にさほど興味はありませんでした。
この前、改めて歩いてみてこの通りにある建物の良さを感じました。そのうちの一棟です。
訪問:2022年8月

三条柳馬場の北西角

ある目的があって三条通を西へ歩いたところ、石の壁と銅の屋根が目立つ建物が現れました。
SACRAビル(三条富小路)
この一つ前の区画にも同じような外観のビルがあり、驚かされたばかりだったのでした。
何度も通ったことのある道なのに…学生時代はいかに興味を持っていなかったのか思い知らされました。

こうして建築物の魅力に気づいたのだから、じっくり見てみようと思いました。
南向きの入り口は上部の装飾がおもしろい…中には宝飾店が入っているようです。

二階の窓も細かい彫りが入っていますね。
1914年竣工
屋根の造形も尖塔のよう。
登録有形文化財と京都美観風致賞のプレート。
上の額には何か文字が入っていたようですが…調べてみるとこちらは元々は日本生命の京都支店でして、過去の写真を見るとちゃんと文字がありました。
東側の入り口も南側と同じデザイン
東側の面も重厚感たっぷり

この窓のアーチはもちろんですが、一階の窓の上にある模様も気になります。何かモチーフがあるのでしょうか。
それと、窓の間の部分もとても凝っていてとても良い。
北側の角は少しくぼんでいます。ここだけ石張りではない部分がありますね。
そして何より角っこが丸まっていることに注目しちゃいます。
足元にも石が配置してあります
TSUGU京都三条。泊まってみたい。
裏手から中に入れるようですが、ここはホテルなっているようです。
今見てきた部分は元々あった建物の一部が残っているもので、そこ以外は後年になって造られたみたいです。
その部分がホテルの部屋となっているっぽい。
おそらく元日本生命のオフィスだった部分ではないでしょうか。
隣の敷地との境目には石の壁が残っていますね(それとも後からつけられたもの…?)
奥のほうを見てみるとそこはレンガになってるではありませんか。
あの建物も中身はレンガだそうなので、それと同じものと考えるとやはり当時から残っているものっぽいですね。

町中に突然石の塔が現れたみたいでおもしろかった。たまらん。

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