山形県鶴岡市 七日町遊郭跡と歓楽街

2022年11月5日土曜日

山形県 遊郭跡・花街

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鶴岡の遊郭は、駅からは離れたところにあったようです。
その遊郭はのちにもっと遠い場所に移転したという歴史をもっていますが、跡地には歓楽街ができました。

訪問:2022年9月

遊郭の跡地に残る


鶴岡駅から南へ進み、いくつかの商店街を過ぎたところにその歓楽街はあります。
この南銀座商店街の南端を曲がり、西へ進む。

角を曲がって少し進むと、七日町商店街が始まります。ぱっと見は商店街というよりも住宅街という感じ。
鶴岡城の南東方向に位置するこの通りにはかつて遊郭があったそうな。
境目って感じ
商店街の入り口に石橋の欄干があります。
川とは言えないほど細い側溝ですが、意外と歴史がありそうです。

そのすぐそばにいきなり歓楽街の面影を感じる建物が。
正面には何も描いてありませんが、看板を見る限り残っているお店もありそう。

少し先にある長屋的な建物。
いろいろなお店が入っていたんだろうな。
おそらくこの長屋に入るテナントの看板が並んでいたのでしょうが、いまは貸店舗のみ。。
その向かいにも夜のお店が入っていた建物があります。
完全に抜け殻となっていましたが。
こういう鑑札にも注目してしまう

割烹 三浦屋

先ほどまで見ていた長屋の背後には、このように立派な建物があります。
三階建ての堂々とした店構え。
三浦屋という屋号の割烹料亭だったようです。
屋根の上、正面を向いた鬼瓦に三の字が見える
二階には丸窓が一つ
細部に注目してきましたが、横からの眺めも良い。
この二階なんて、どういう構造になっているのかよくわかりません。
一応、市のほうでも保存しようとはしているようですが、看板が日焼けして何も読めなくなっています。。
それでもこのような大きな料亭の建物があると一気に花街であることが感じられるようになりますね。

七日町商店街

三浦屋に向かって右隣りには七尾という料亭があります。
こちらも営業はしていない様子。
お城がある西のほうへ進んでいきます。
スナックなどが集まるその名も城下町ビル。夜は賑わうのでしょうか。
鶴岡市民劇場と出羽ホテルの看板。
ホテルはどこにあるかわかりませんでした。
くだもの屋と飲食店っぽい建物

昔の町並みがわかる地図

明治・大正の様子と昭和63年の様子
最後に七日町観音堂へ寄りました。
こちらにはかつて貸座敷が栄えていた頃の七日町の地図が展示されています。
先ほどまで見ていた町の様子と照らし合わせるとおもしろい。
お堂の格天井。様々な絵が描かれていた。

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