擬洋風建築の旧鶴岡警察署大山分署

2022年10月31日月曜日

近代建築 山形県

t f B! P L
山形県鶴岡市へ行ってきました。
中心部から離れた大山という地区に昔の姿を留めた建物があるということで見てきました。
訪問:2022年9月

警察署の分署

鶴岡市の中心部から少し離れたところ。
国道112号沿いに白と水色が素敵な建物が現れます。
こちらが旧鶴岡警察署大山分署。現在は公民館となっています。
公民館らしい掲示板の合間に昔からありそうな石の柵が並ぶ。
そのすぐお隣は郵便局ですが、そちらは町役場の跡地のようです。
公民館の由来。いきさつがよくわかる。
現在はすっかり公民館。
こんな建物が使えるのはちょっとうらやましい。

1885年竣工の木造二階建て。
西洋のデザインを取り入れた擬洋風建築という方式というみたい。
隅の柱が水色に塗られているのは当時から同じなのか、後世のアレンジか。
雲のような形をした欄間(と呼んでいいのかな)もおもしろいです。
柱の基礎も階段も当時から残っていそうな石です。
この塗装のきれいさ的に、最近塗りなおされたような気がします。
入り口は格天井みたい
登録有形文化財のプレート。
この電灯も建物の雰囲気に合っています。
二階にはバルコニーがありますね。
そこに下がっている鐘は、火災を知らせるための半鐘だったようです(参考
ちょっと見にくいですが、屋根の上のほうには菊の紋章が輝いています。
これがあるだけで由緒正しい感がかなり増す。
二階建てなのは正面のほうだけで、裏手は一階建てのようです。
柱に彫ってある円形の模様が特徴的ですね~
とても堂々としている。
今でも眼を引く建物ですが、これができた明治の頃はかなりの存在感があったことでしょうね。
瓦は少し赤みがかっています。
この紋はだれかの家紋とかなのでしょうか。

分署ということで小ぢんまりとしたかわいい建物でした。
山形県はこのあたりの時代の建物がよく残っているようで、うらやましくなります。

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