この町についてはあまり多くを知らなかったのですが、町の名前を冠する高畠石という石材を採っていた石切り場の跡がこの廃線沿いにあるとわかり、興味がわいたので行ってきました。
高畠の町はずれ、宮城県へ抜ける国道113号沿いを進むと小さな山が見えてきますが、一部山肌が見えているところがあります。
あそこが採掘場の跡です。
石切り場跡は瓜割石庭公園という名前になっているらしい。
未舗装の空き地が駐車場です。
石切り場への入り口の脇には少し高くなっているところが。
未舗装の空き地が駐車場です。
石切り場への入り口の脇には少し高くなっているところが。
ここも何かの作業に使っていたのだろうか。
約10年前まで採掘が行われていたということに驚き |
左のエリア(音楽洞)
石を採掘していった結果、頂上までいってしまったようですね。
ちょっと手を叩いてみましたが、反響が予想以上にありました。
中央手前のエリア
音楽洞から出て、石切り場の中央へ。少し切り残したような高台があるのでそちらを上ります。
この場所自体も高畠石でできているみたいです。
そちらは草木が生い茂っていて長い間人が立ち入っていない様子。
足元には草刈り機の刃のようなものと、いろいろな残骸が転がっていました。
こういうものが落ちていると採掘をしていた当時が身近に感じられますね。
足元には草刈り機の刃のようなものと、いろいろな残骸が転がっていました。
こういうものが落ちていると採掘をしていた当時が身近に感じられますね。
右のエリア
先ほどの台から右のほうに別の洞窟が見えたのでもちろん行ってみます。この下のほうは池のようになっていますが、舟を使って運び出したりもしたのでしょうか。
入って左側は石の壁。
上のほうから切り出していってここで作業が終わったのかな…?
こんな痕跡を見ることができるなんて…!
そのすぐ横には炊事場のような場所が。何かイベントでもあったのでしょうか。
そのすぐ近くにはかまどの跡。
こんな痕跡を見ることができるなんて…!
中央奥の横穴
最後に中央部にある穴を見に行きます。そのすぐ横には炊事場のような場所が。何かイベントでもあったのでしょうか。
そのすぐ近くにはかまどの跡。
直角で人工的な切り方が特徴。
そして切れ込みもたくさん入っています。
同じ大きさになるように切れ込みが入れられている。
平成22年に採掘が終わるまで現役の石切り場だったんだなとしみじみ思う。
人工的な断面をもつ石の壁に囲まれる体験は、そうできるものではないですよね。
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