奥州街道の宿場町:福島県白河市の町並み(後編)

2022年6月12日日曜日

街道・宿場町 町並み 福島県

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白河市の町並みの後編です。
白河駅より東の方を見ていきます。
こちら側も古い蔵から昭和の雰囲気のする建物まで、良いものがいっぱいありました。

訪問:2022年3月

まず目が引かれたのがこの眼鏡店。
前面のかたちが特徴的。OPTICIANとは眼鏡販売業者という意味のようです。
そのまま進むとひときわ大きなクランク(鉤形)があります。
ここは十軒店(じっけんだな)と呼ばれていたみたいです。
この奥にある角から、以前紹介した遊郭があったエリアへ向かうことができます。
白河町遊郭のあったあたりと廃墟・玉㐂屋(福島県白河市)
この一角にはおもしろいビルがありましたね~王蟲の目のようなものが付いています。
そのお隣にあるはんこ屋さんもいい構えしています。
看板建築と言っていいでしょうか。
角を過ぎたあと、左側にあらわれるのが白河宿の脇本陣。
宿場町にある本陣というものは、公家や大名などの偉い人が泊まるところなのですが、脇本陣はその予備にあたります。ちなみに本陣はこの向かいにあったようです。
街道を進んでいきます。
この書店も雰囲気がたまらないですね~現役というのもすごい。
その隣に町家が並んでいるのも良い。
少し先にある建物。
正面は普通のお店といった感じですが、その奥に連なる建物はまるで蔵のような重厚さがあり、そのギャップがおもしろいです。
白河には味噌や醤油を作る蔵が多く残っていますが、こちらは酒蔵の蔵。
店舗の両脇に蔵が並ぶ、堂々とした配置です。
明治12年のものとされている

道に並んでいる順に見ているので、一貫性がありませんが次は昭和の香りが残る建物。
町の古本屋さんも気になりますし、美容室はやはり他の建物とは違う雰囲気をもっています。
その向かいにある建物。こちらは昭和初期あたりに建てられたものでしょうか。
歴史的風致形成建造物には明治のものが多いとされていますが。
公開されていないが、裏にもっと建物があるみたい
お向かいには現役の時計店。老舗なのでしょうね。
これまた味のある自転車屋(バイクかも)を見つけました。
さっきのもそうですが、楷書で店名が書かれている建物には惹かれちゃいますね。
広めな交差点に出ました。
ここまで歩いてきた奥州街道は左前から左奥のほうへ直角に曲がります。
様々な町の名前が彫られている
街道の交わるところには貫禄のある道標が立っています。
交差点を渡った先には醤油製造会社。
交差点からしばらく歩くと、この道沿いで一番見たかった建物が現れました。
どうですかこの重厚感!これで現役の美容室です。
お城の石垣にも使われている白河石という石材を使っているようです。
元は石材店だったみたいですね。それならこの外観にも納得。
正面にアーチと扁額みたいなものがありますが、昔はここに何か文字があったのでしょうか。
横からみてもすごい。こんなにどっしりとした建物だと銀行か何かだと思っちゃいますね。
そのお隣には酒蔵があります。
屋根から突き出ているような四角い建物は仕込場として使われているようですが、いつからある建物なんでしょうね。
すぐ隣には堅牢な建物。普段は使っていなさそうな雰囲気がありますが詳細はよくわかりません。

見たいものも見ることができたということで、この道を歩くのはここまでにしました。
町家、蔵、近代的な建物から昭和の色を残すお店など、さまざまな良いものを見ることができて満足しました。

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