奥州街道の宿場町:福島県白河市の町並み(前編)

2022年6月5日日曜日

街道・宿場町 町並み 福島県

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福島県の白河市の町を歩きました。
白河市はかつての奥州街道の宿場町であり、街道が国道となった現在でも数々の古い建物が残っています。

訪問:2022年3月

旧奥州街道(国道294号)


白河の町を貫いている旧奥州街道が直角に曲がるところからスタート。西から東へ歩いていきます。
まず目に入ったのは真っ白な蔵。

入ることはできなさそうですが、かなりの豪邸のようです。。
白河には今もなお歴史を感じさせる建物が多く残っていますが、それらは歴史的風致形成建造物というものに指定されています。
そのお向かいには昔ながらの建物の前面にお店用の構えをくっつけたような建物。
どんどん先へ進みます。
天神町屋台会館。白河提灯祭りで使われる山車がしまってあるようです。
少し行ったところにどっしりとした黒い蔵がありました。
これはただものじゃない。奥にもあと3棟も並んでいますし。
どうやら江戸時代末に創業した薬局の蔵のようです。
薬局自体は閉店していますが、明治に建てられた蔵は圧巻。
奥にあるマークは立体的なもの
その向かいにはシェルのガソリンスタンドがあります。
出光と合併してどんどん名前が変わっていっていますから、ちょっと貴重かも。
近くにあった廃店舗。こういった昭和頃の建物も好きです。
少し先にある交差点。いや~この道の形たまりませんね。大きな道沿いにある、防衛のための工夫です。白河では「鉤形(かぎがた)」と呼ばれているみたい。
城下町、宿場町っぽくて好きです。しかもこれで国道ですから…少し北にある県道のほうが国道っぽさがあります。
正確にどの場所で撮ったのかは忘れましたが、立派な住所看板がありました。
このあたりは天神町という地名です。
クランクになっている国道の角に解説板が。いかに白河が立派な町だったのかがわかります。
その角にあるお医者さん。
雰囲気的にそれなりに古そうですが、現役の施設です。
これまでの建物に比べるとちょっと新しめ。
壁に描かれているのが良いですね。
その向かいには蔵がありました。何のお店だったのでしょうか。
次に目に入った蔵。観光案内所でもらったマップによると、「蔵を造り直したお住まい」だそうです。
住宅なんですね~
もとは味噌を作っていたようです。
ちなみに今回は白河駅の観光案内所で借りられるレンタサイクルで見回っていますが、なんと無料で借りられちゃいます!
そしてその向かいにある薬局がシブかった。
色あせた看板とその裏にある金網みたいなものが特徴的!
営業しているようでさらに驚き。文化財になるようなものではないかもしれませんが、こういう建物を見られるのは嬉しいですね。

この先、もう少し進むと白河駅の駅前通りになります。
きりもいいのでここまでを前編とします。
その夜の小峰城。
ちょうど駅に貨物列車が停まっていました。
駅とその後ろにあるお城をどうにか収めたくて歩きました。
白河駅は大正時代に建てられた駅舎が今でも健在です。
ステンドグラスが素敵。
(国土地理院 電子地形図より)
参考までに白河駅の周辺の地図。
赤い道路が国道(旧奥州街道)。いかにカクカクしているかがわかります。

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