港茶屋 築110年超えの古民家、片桐邸でカフェタイム(新潟市中央区)

2022年4月3日日曜日

豪農・豪商の館 純喫茶・飲食店 新潟県

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新潟島の下町(しもまち)と呼ばれるエリアには、かつての港町の香りを残した建物が今でも残っています。
その中でも御祭堀通りに面する片桐邸は築118年の歴史をもつ登録有形文化財ですが、海鮮を味わえる食事処とカフェが入っています。
今回はそのうちのカフェへ行ってきました。

訪問:2022年2月

新潟島に残る古民家がカフェに

引き戸と窓の格子が良い
この古民家は下町エリアの御祭堀通りと上大川前通りの交差点にあります。
カフェ・港茶屋の入り口は上大川前通り側にあります。
古い民家を見る際は玄関の上に貼ってある標識も探してみることにしています。
ほぼ剥げていますが、こういうものから得られる情報もありますね。
御祭堀通りのほうへ回ると魚や片桐寅吉の入り口があります。
登録有形文化財のプレートはこちらに。
当時の写真も貴重なものです
今回はカフェを目当てにやってきたのですが、このときはお客さんが少ないということで、お食事処の部屋へ通してもらうことになりました。
中はこれぞ町屋といった造り!
こちらはもともと鮮魚を扱う問屋さんだったのですが、天井から下がっている明かりも何となく漁船のライトのような雰囲気があります。
それに梁がすばらしい!
2月だったのですが、お雛様が飾られていました。
これも歴史がありそう。
着席。さあ何を食べようかな。
全部食べてみたいくらいなのですが、今回は抹茶ババロアのセットでお願いしました。
ちょうど窓際の席に通してもらえたのでお庭を楽しみます。
こんな大きな日本庭園があるなんて、なんという豪邸なのでしょう。。
手前を見ると案内がありますが、お庭にここを建てた方が所有していた船の鐘が置かれていました。
手前の網戸とかぶって見にくいですが
チョイサン丸という船の名前と1888年、英国製ということがわかるLONDONの文字が彫ってあります。
こういうものが残っていることがすごいです。
そうこうしているうちにスイーツがきました。
コーヒーも抹茶のババロアもおいしい。
これとは別にお食事メニューもあったのですが、そちらは海鮮をふんだんに使った料理が並んでいてかなり気になるものでした。
県外から来た人に新潟の魚を味わわせるために連れてきたいです!
天井の照明は現代のものになっていると思われますが、天井から下がっている部分は当時のものかな…?
それと、後で知ったことなんですが奥に飾ってある書はかの福沢諭吉の直筆だそうです。
まさか本物とは…!
向こうが入口。築110年を超える古民家がほとんどそのまま使われいるようです。
そんな空間でおいしいものを食べることができるなんて、とてもいい時間を過ごすことができました。
いつか海鮮の料理も食べに来たいです。

上大川前通で見つけたホーローの住所看板。
こういうものが新潟にも残っているなんて知りませんでした。
このエリアはまだまだ探索すべきところがたくさんありますね。

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