大大阪時代の近代建築 大阪倶楽部

2022年9月11日日曜日

近代建築 大阪府

t f B! P L

三井住友銀行の大阪本店を見ているときに、通りの先にレンガ積みの建物が見えました。
本来の目的地ではなかったのですが、そちらのほうへ自然と足が進んでいました。

訪問:2022年8月

町中に残る社交場

三井住友銀行から見えた建物がこちら。
一区画先なのですが、これが目に入ったらそっちへ行くしかなくなります。

この建物は大阪俱楽部と言うらしい。こちらは通用門ですね。
手間がかかるだろうに、アーチになっているのが素晴らしいです。
この通りに面した側だけでもかなり細かい…見どころたくさんです。
二階の窓も上部がアーチになっています。
半円の中のひし形模様が素敵ですね~
四階建ての木造建築ということですが、上階に行くにつれて絞り込まれていっています。
一階の少し出っ張ている部分。その上部にも装飾が施されている。
太陽(向日葵か…?)が半分になっていて、その間にツタのような模様が彫られています。
立体でかなり細かい…!
レンガのどっしりとした外観。ここだけでもう好き。
側面だけでも見入ってしまいましたが、これが大阪俱楽部の全景です。
すばらしいの一言…自分はこのあたりの建物について何も知らなすぎましたね。
一つだけあるかなり豪華なバルコニー。西洋のお城ですか。。
上で獅子のような動物がにらみを利かせているのも見どころ。

正面は重厚感も感じられる、堂々とした構えです。
社交場としてふさわしいたたずまい。

入り口を中心に左右二つずつアーチがあります。
造形が細かいし、アーチの内部はレンガの積み方が違いますね。
また、その間には怪獣を乗せた石柱が立っています。
現在の建物は二代目です。竣工は1924年5月。
歴史が詳細に記されていてありがたい。
本当にいろいろとあったのですね…この建物が残ってて良かった。
アーチの掘り込みも細かい。モチーフは植物でしょうか。
上から下までどこを見ても飽きない。
この建物ができた頃は、大大阪(だいおおさか)という呼び方が流行っていたのです。
私は学生時代にこの言葉を知りましたが、実際にその時代を象徴するものを見に行くということをしなかったのが今となっては悔やまれます。

最上階のレリーフがとても気になる。
隅にある甕は富の象徴だそうです。
入り口の上部にはOとCを取り入れた大阪俱楽部のロゴマーク。
石柱の怪獣は何の生き物であるか断言できないような見た目です。
大阪俱楽部のプレート。
近代化産業遺産であり登録有形文化財です。
また、生きた建築ミュージアムという大阪市の取り組みにも登録されているようです。

今回は外観を見るに留まりましたが、内部の様子もそれはすごいもののようです。
見学ができる機会もあるようですが、タイミングが合えば参加してみたいものです。
一般社団法人 大阪俱楽部(公式サイト)

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