新潟県と群馬県の県境を車で越えることのできる道路は二つしかありません。
一つは関越自動車道、そしてもう一つが国道17号です。
県境をまたぐトンネルはどちらも偉大なものですが、今回は2022年3月19日に新トンネルが開通し、役目を終える(と思われる)国道17号の三国トンネルを見てきました。
快晴の三国峠(群馬県側)
右が三国トンネル |
ここは三国トンネルの群馬側。とても良く晴れていました。
左側に空いているトンネルがもうすぐ開通する新三国トンネル。
そのため、三国トンネルは戦前から計画が進められていました。
そんな古い時代のものとあって、このトンネルは現代の自動車が通るには狭いのです。
そんな古い時代のものとあって、このトンネルは現代の自動車が通るには狭いのです。
関越道が開通した今となっては交通量は少ないのですが、危険物を積んでいて関越トンネルを通ることができない車両には無くてはならない道路ですし、関越道の代替路としての役割も持っています。
トンネルの手前には上越橋という橋が架かっていますが、その欄干もなかなか傷んでいます。
歴史を感じさせますね。
越後国と上野国を結ぶので上越。新幹線でもお馴染みですね。
新潟の南のほうは上越地方と呼ばれるのでややこしいですが…笑
思っていたよりもかなり交通量が少ないのでトンネルの手前まで行ってみます。
昭和33年7月竣工 |
新潟の南のほうは上越地方と呼ばれるのでややこしいですが…笑
思っていたよりもかなり交通量が少ないのでトンネルの手前まで行ってみます。
幅員減少の標識や出入り口を雪崩から防ぐための構造物など、いろいろとおもしろい要素がありますが、まずは入口の上についている扁額を。
青地に白文字というカラーリングの扁額には三国隧道とあります。
昭和32年12月竣工 |
この先にある二居トンネルというトンネルもこのような形をしていたのですが、時代的なものでしょうか。
徒歩や自転車で通行することはもちろん禁止されていませんが、やはり狭いので試す気にはなれないです…笑
徒歩や自転車で通行することはもちろん禁止されていませんが、やはり狭いので試す気にはなれないです…笑
振り返ると右側に新三国トンネルから続く橋が伸びています。
こちらは新上越橋。名前を受け継いでいる感じがしますね。
橋の下を除くとけっこうな高さがあります。
これはトンネルを掘る前から大変だったろうなあ。。
まだ養生されています |
橋の下を除くとけっこうな高さがあります。
これはトンネルを掘る前から大変だったろうなあ。。
三国トンネルは狭い
車載動画を撮ってみたので、そのワンシーンを。
三国トンネルの全長は1,218mですが、ここが完成した当時は国内で3番目の長さだったようです。
三国トンネルの全長は1,218mですが、ここが完成した当時は国内で3番目の長さだったようです。
日本屈指の豪雪地帯でこの規模のトンネルを掘るのは大変だったろうに…
そしてこのトンネルを語るうえで外せないのが設計の古さからくる幅の狭さです。このトンネルができた当初の幅は6m。これでも狭いのですが、度重なる補修工事の影響で現在は5.5mにまで狭められています。
自分の車は大きくないのでそこまで狭くは感じませんでしたが、トラックなんかはけっこうギリギリでしょうし、車線の幅員は2.5mなので余裕はないですね。
(参考までに、ネクスコ東によると高速道路の車線幅は3.5mらしい)
自分の車は大きくないのでそこまで狭くは感じませんでしたが、トラックなんかはけっこうギリギリでしょうし、車線の幅員は2.5mなので余裕はないですね。
(参考までに、ネクスコ東によると高速道路の車線幅は3.5mらしい)
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