【関川村】重要文化財のお屋敷、渡邉邸

2022年2月22日火曜日

豪農・豪商の館 新潟県

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高瀬温泉を出発して向かったのは同じ関川村にある重要文化財、渡邉邸です。
関川村には山形へ抜ける米沢街道が通っていまして、その道沿いには歴史的な建物が残っているのでした。


こちらが豪商農大庄屋のお屋敷、重要文化財の渡邉邸です。
関川村役場の真正面にあってわかりやすい。
駐車場は役場のものを使うことができます。
そのお屋敷が面しているのが米沢街道。
今の国道113号ができる前はこちらが国道だったのでは…?と思われます(合ってますかね…)
風が強く、凍えそうだったのでいそいそと中へ。
受付を過ぎるといきなりの大空間。
広間、茶の間、台所がつながっていてさらに土間が吹き抜けになっているので開放感あります。
天井のようす。光を取り入れるための吹き抜け。
見てくださいこの立派な梁!
黒光りしていて渋いです。
台所にはレンガの竈が三つ並んでいます。
この辺りには少し近代的な雰囲気がありますね。
昔の空中写真とともに昭和42年に起きた羽越水害についての紹介が。
この建物が重文になったのは29年のことなので大変だったろうなあ…
昔々に使われていただろう生活用品の展示
ここから座敷のほうへ上がってみます。まず囲炉裏。
この時ちょうど掃除の日だったようで、火は付いていませんでした。
畳の部屋が続いている…これだけで豪邸ということがわかる。
裏手にあるお庭は雪化粧をしてシンとした雰囲気でした。
緑が映える時期にも見てみたいです。
部屋からみる日本庭園も良いものです。
こんんところにも水害の記憶が残っています。
一回も3分の1くらいは水に浸ったのだなあ…
写真じゃ伝わらないと思いますが、この窓ガラスはうねうねしていました。
歴史ある建物によくある、当時の技術で作られたガラスですね。
ふと上を見ると欄間に山がありました。
この霞がかった感じとかよく出せるなあ。。
ところどころにある釘隠しもとてもお洒落です。
こちらはコウモリのようですが、他にもいろいろな種類があり、遊び心を感じました。
少し急な階段を上がってお二階へ。
立派な襖です。
もこもこな鳥さん。
この二階で特に目を奪われたのはこの欄間ですね。
水面を進む鳥が一枚の板に表されている。
この顔の部分の細かさと言ったら…!

一度一階に降りてから、こんどは街道に面した前二階のほうへ上がりました。
天気が安定せず、あらぶっています。
二階から米沢街道を見下ろす。
まさに雪国といった感じですね~昔はここを多くの人が行きかったのだろうなあ。
これで渡邉邸は一通り見終えましたね~この建物以外にも歴史ある建物がいくつか残っているので、そちらにもいつか行ってみたいものです。

渡邉邸を出たあと急に天気が良くなってきたので、その辺を歩いてみました。
すぐに歴史を感じる建物が見つかりました。
こちらは1910~1999年までお医者さんだったようです。
このあたりの時代の建物の外壁の造りってなぜかノスタルジーを感じてしまうんですよね。
こちらも歴史ありそうな自転車屋さん。
看板に古い自転車が描かれています。
こういう感じの輪業店はどの町に行ってもあるような気がします。
もう少しこの街道沿いを歩いてみたかったですが、寒さが限界だったのでここで引き返しました。
昔の雰囲気が残る町並みを見ながら歩くのは好きなのでどんどんやっていきたいですね。

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